私のナラティブ

正しいかどうか別として ごちゃごちゃ頭の整理箱

ウケる接客をする

どうあがいたって、

私のバッテリーはMAX100%

 

そっから減っては充電して、

減っては充電して。

 

年季が入るにつれて、

最大容量は減っていって。

 

因みに私のiPhoneの最大容量は79%。

 

私自身は何パーだろうか…?

 

 

バイト生活にそこまで頑張ってる場合ではないと悟った今、

バイトから距離を置こうと決心した今、

私が約2年間焼肉屋で培った

接客のやり方をここに残そうと思う。

 

 

------------------

 

・相手の意表を突いた無料提供こそ価値がある

・会話は目線を極力合わせる

・おやじギャグを連発する男性

・セクハラをする男性

・女性への気配り

・常に笑う

・自分の話+質問 で話を広げる

・褒める

・パーソナルさを相手に示す

・お客さんとの距離感の線引きを忘れない

 

 

 

 

 

 

では、すたーつ。

 

 

 

 

・相手の意表を突いた無料提供こそ価値がある

 

 

 

例えば、酒を飲んで顔が真っ赤のお客さん。

例えば、チェイサーグラスがずっと空きっぱなしのお客さん。

 

そういう人たちに対して、

勝手にチェイサーを出す。

「よろしければどうぞー」って。

 

例えば、料理をほとんど食べ終え、

箸が全然動いていない、グラスもほぼ空、そんなお客さん。

 

そういう人たちに対して、

あったかいお茶とか、冷たいお茶とかを勝手に出す。

か、どっちか飲みませんかと聞く。

 

 

そうすると、たいてい喜ぶ。

 

お客側が、

クーポンを使って値引きしたり、

無料の一品サービスを求めるのは当たり前の心理で、

それに店が答えることは当然のことで。

 

お客さんからしたら

「ラッキー」「得したわあ」

程度にしか思わない。

 

”食す自分”にしか関心が言ってない。

 

そこで逆に、

店の人間が進んで、

相手が求める前にそういった提供をしたら?

 

その時こそ、お客さんに

ここの”店”、さらに言えばここの”従業員”に

関心を持ってもらえる。

 

料理の質だけではお客はつかない。

つくとしたら、よっぽど料理の良しあしが分かるグルメオタクだろう。

…八王子にそんな人はなかなかいない。

 

だからこそ、従業員自体が客の心をつかみに行く必要がある。

 

そうでもしなきゃリピーターは増えない。

 

逆張り的な発想。

 

 

 

私の場合、会話が弾んで仲良くなったお客さんに対して

食後にちょっとしたフルーツを出す。

店長に「フルーツだしてくれません?」って催促をする(笑)

 

んで、

「いいお話を聞かせていただけたので…」

「ほんの気持ちだけですが…」

「特別ですよ~」

 「お肉つまませていただいたのでこのくらいさせてください!」

 

 

みたいなことを、

お客さんのタイプに合わせて言う。

 

敬意を示したほうがよさげなお客さんに対しては、

上の「」ふたつ。

 

調子がいい人だったら、距離感近めで

下の「」ふたつ、みたいな感じで。

 

 

 

 

そしたらめっちゃ喜ばれる。

 

また来てくれたり、

アンケートで私の名前を出してくれたりする。

 

お店もうれしい。

評価が上がって時給が上がる、

そんな私もうれしい。

うぃんうぃんだぜえ。

 

 

 

 

 

会話の話が出たので、

つぎはこちら。

 

 

 

 

 

 

・会話は目線を極力合わせる

 

 

 

 

 

福祉学部生からしたら、

これは当たり前かもしれない。

 

小さい子とか、車いすの方、

椅子に座っている、ベッドで寝ている高齢者。

そういう人たちと話すときは、

しゃがんで膝をついて、目を見て話す。

 

無意識に、バイト中にそれをやっていたら、

とあるお客さんに褒めてもらえた。

「わざわざ膝ついてしゃがんでくれる人は中々いない」

と。

意識して周りを見るようになってからは、

確かに、お客さんと話す時、

特にテーブル席のお客さんに対しては

みんな立ちっぱのまま話していたから、

そういう小さな差でも

気づく人には気づかれるんだなあと思った。

 

 

 

 

そしてもう一つ。

目線を合わせて、

目を見て話す訳ですが。

 

大体話しかけてくれた方の

目を見て話しがちですが。

 

そこは気を付けて、

まんべんなく皆の目をみて、

皆に対して話す。

 

だって、皆が私をみて、

私の話を聞いているから。

 

みんな平等、大事。

 

 

 

 

 

 

・おやじギャグを連発する男性

 

 

 

 

 

 

たまにいる、こういうお客さん。

本当に寒い。

 

そもそもなんでそんな言うの?

 

相手の反応を求めているから。

 

じゃあどんな反応が欲しいの?

 

「きゃー!!!!!!

おもしろーい!!!!!!」

 

「アッ、アハハハハッ(苦笑い)」

 

 

 

私の独断と偏見では、おそらく後者だと思う。

若い女の子が困っている顔がみたいんだろ、

困らせてみたいんやろって思う。

若しくは、冷めた反応が欲しいドMさん。

 

とにかく、

マイナスな反応の方がウケる、

そう賭けをした。

 

そしたら。

だいたい喜んでくれる。

その後も絡んでくれる率が上がる。

「君がいるならまた来るよ!」

と言って頂けたこともあった。

 

 

 

 

因みに私の対応例は

「ハハhッ…オ、オモシロ―イ(無理矢理笑顔)(乾いた拍手)」

 

「(頷きながら)(真顔で)お見事です⇒失礼しました☆(超笑顔)(立ち去る)」

 

 

 

 

いまのところはほぼ確実にウケている。

 

 

 

 

 

 

・セクハラ発言をする男性

 

 

 

 

 

これも心理としては、

おやじギャグ男性と同じだと思う。

普通にそういう情報が気になるのと、

あとはきわどい質問をすることで

相手の反応を楽しんでるんだと思う。

 

きっと、

少しもじもじしたり、

慌てたり、しおらしくなる

若い女の子がみたいんやろ、

そうやろ、ああん??

 

 

それに関しては私はあえて、

相手より一枚上の対応を心掛けている。

 

 

 

お前の思い通りになってたまるか。

 

 

だから、

セクハラだと気づかないふりをして

普通に受け答えをする。

 

これが序盤。

 

大抵の人は、それだけでめげない。

 

次の攻撃を私に仕掛ける。

もっとハードルの高い話を持ち掛けてくる。

 

 

そしたら。

 

 

「んー、お客さんはどう思いますか?」

 

 

と逆質問をする。

 

私のことどう思うかと聞くことによって、

この会話やあなたに対して

「余裕ですわあ」アピールをする。

 

私なりのプライド。

 

相手がこれを返すことは難しい。

 

 

だってそれこそ

ガチガチのセクハラに当たるし、

私に対して

失礼で下品極まりないおっさんであることを

周りに露呈してしまうから。

 

私自身答えを濁すこともできて、

本当にこれは優秀ワード。

 

 

もしくは。

 

 

「それは教えられません(超笑顔)」

 

 

って言う。

 

私はお高い女なんやぞアピール。

 

 

そう、つまり私はセクハラを

 

「如何にマウントを取るかゲーム」

 

に変換して楽しむようにしている。

 

 

 

 

 

・女性への気配り

 

 

 

 

サラダは女性が取り分けるもんだから、

運ぶ際は女性側にサラダと取り皿を置く。

 

 

 

とか、そんなしょーもない話ではなく。

 

 

違う目線の話。

 

 

 

私が女だからか知らないけど、

話しかけてくる人や

ニコニコする人は男性が多い。

 

そして、

その目の前に座る同伴の綺麗なお姉さん。

または美魔女様。

 

 

そういう人に

あからさまに嫌な態度取られることは

ぼちぼちある。

 

 

 

きっと私の若さと美貌に

嫉妬しているんだろうナ☆☆☆

 

 

冗談。

 

 

いや、でもぶっちゃけ、

楽しい環境、明るい場で

それに相反し嫌な気持ちになるっていうことは、

何らかの理由で何かに「嫉妬」

していることに間違いないと思ってる。

 

 

 

女性は嫉妬する生き物でしょ。

 

そして嫉妬は、

仏教では108もの煩悩の中で

キングオブキングと言われていて。

 

 

おそろしいんですわ、まじ。

 

それのせいで、それがきっかけで、

結果男性に胸ぐらをつかまれ

ガチで怒らせてしまったことがある。

 

あの場に二人だけだったら、

私は完璧にボコられていただろう。

 

 

 

私は純粋に、女性の嫉妬が怖い。

極力敵に回したくない。

 

 

だから、

同伴の場合は極力自分が目立たないようにする。

 

私はスマートなメイドだ、

そう言い聞かせて。

 

 

女性と話す時、

話しかけられた時、

 

 

 

普段の笑顔の2倍、

スーパーキラキラモードでやる。

 

 

 

「私はあなたのことが好きなんです!」

 

 

 

アピールをゴリゴリする。

 

 

それで気に入ってもらえた時は優勝。

 

そんなことあんまりないけど。

10回に1回くらいか。

 

女性からの好意をきもいと思うか、

嫌みと捉えるか、その二択が多い。

夜職とか美魔女ほどそう。

 

 

 

まったく、生きるのがつらいぜ。

 

 

 

 

・常に笑う

 

 

 

 

 

これは基本。

そして、女の武器。

女は笑顔で生き抜く。

 

 

私はどんなに忙しい時でも、

お客さんに対しては超笑顔で接する。

注文を受ける時、

料理を出す時、

皿を下げる時、

常に口角を上げる。

 

何故そうするのか。

話しかけてもらえるとかそういうのじゃなくて、

自分に直接的なメリットは何か。

 

 

それは、

 

 

 

失敗が許されること。

 

 

 

 

私が間違って違う品をお客さんに出してしまったり、

あったかいお茶を出そうとしたら

すべってテーブルにこぼしまくったり。

そういう自分のミスも、

笑って許してもらえる。

 

 

 

あとは、

忙しくて厨房が追い付かず、

料理が中々来なくてクレームが来たり、

ホールの誰かのミスでお客さんに迷惑を

掛けてしまったりした場合。

そんな他人のミスのフォローをするとき、

「申し訳な笑顔」

をしながらお客さんに説明をすれば

大体は丸く収まる。

 

 

 

女の子の笑顔は世界を救う。

そして無料。

減るもんじゃない。

 

 

 

 

いっぱい笑おう!!!

 

 

 

因みに私は

お客さんがいないところでは

ホールバイトの誰よりも

キツイ顔でガラが悪い。

 

 

 

けどバイトメンバーの中では1番

お客さんに笑顔を褒められてきた自信がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰だよ、魔性の女とか言ったやつ。

 

 

芸能人とか、そーゆーもんだろ。

 

(偏見)

 

 

 

ごめんなさい。

 

 

 

 

 

・自分の話+質問 で話を広げる

 

 

 

 

ちょこっと声をかけられた時、

どうすれば相手からの好感が高くなるか?

 

話しかけてくれて嬉しいです、

あなたの話に興味あります、

 

そういう態度が伝われば良い。

 

 

 

 

どうすれば伝わるか?

 

私の感覚だと、

 

 

 

 

自分の話:相手への質問=3:7

 

 

 

 

まず、ほんのちょこっと自分の話をすることによって、相手が自分に興味を持つキッカケを作る。か、パーソナルな話題を開示することで「俺のこと、す、すきぃ?」と勘違いする人はほんと勘違いしてくれる。

且つ、自分の話を絡めた方が、相手の話をちゃんと聞いている風になる。

 

そして、繋げて相手へ質問をする。

 

相手は質問に答えれば良いだけだから、

会話は続けやすい。

 

それに、質問してあげたら相手は

 

「自分に関心があるのでは?」

 

と思う。

 

 

それによって私と相手との話題は

より互いの関連性が増し、

結果会話が弾みやすい。

 

 

 

 

・褒める

 

 

 

 

 

褒められて嬉しくない人っているのか。

 

 

いない、絶対!

 

 

だから私は、

 

その人の特徴=褒めるポイント

 

と思って話すようにしている。

 

 

 

 

服装、髪型、タバコ、顔…。

もうなんでも。

 

 

 

「素敵だと思いますよ、私は好きです」

 

 

肯定+アイメッセージ

 

こう言えばもうイチコロ。

 

決して嘘ではない。

私は全肯定ガール。

 

 

 

(自称)

 

 

 

 

 

 

・パーソナルさを相手に示す

 

 

 

 

お客さんからしたら、

大勢の客の中のひとり

として見られ接客されるよりも、

 

あなたはあなた

あなたのことを考えているよ

そう思える接客をされる方が嬉しい。

 

 

 

例えば。

 

「おすすめはなんですか?」

 

よく聞かれるやつ。

 

 

 

その返答のテンプレは、

 

 

1番高い肉を勧める

限定メニューを勧める

オススメメニューをとりあえず見せる

 

 

大体そうなる。

 

けど、そこであえて

 

 

「今はどんな気分ですか?」

「塩モノの注文多めでしたね、塩モノがもしお好きでしたら…」

「私の一番好きな部位が今期間限定で入ってるんですけど、いかがですか?」

 

 

みたいに、

相手の情報に基づいた提案と、

私だからこその提案をする。

 

そういう提案の方が特別感があり

みんな頼みやすい。

 

この手法で私は

ヒレとイチボとサイコロと握りを

めちゃめちゃ売った。

 

 

 

 

・お客さんとの距離感の線引きを忘れない

 

 

 

 

これ大事。

 

あんまり親しげにしてしまうと

馴れ馴れし過ぎてしまう。

 

感覚的だから上手く言えないけど、

多少の他人感を出した方が

互いに敬意が生まれやすい。

 

フレンドリーさ、愛嬌は

必ずしも好感度と比例するとは限らないけど、

敬意は好感度と比例する。

 

これは持論。

 

 

 

 

 

以上!

 

 

 

 

 

 

これらのおかげで名前覚えてもらえたり、

チップ貰えたり、

LINE交換して付き合う直前までいったり、

常連さんからケーキを食べさせてもらえたり、

交友の幅がかなり広がったりした。

店長からの接客の評価も上がった。

 

 

 

 

パパとも、

バイトがきっかけで出会えた。

 

 

 

 

まあ最近関係が終わったけどな。

 

 

ははは。

 

結局パパにはウケなかったみたいだ。

メンヘラパパには私はキツかったらしい。

 

 

 

 

最後にいいたいこと。

 

接客に関しては、

他の従業員のレベルが低いとか、

周りの環境は一切関係無い。

 

私は、

 

みんなの接客、大したことないじゃん、

 

そうガッカリし頑張らなくなった子を見てきました。

 

 

でも!

 

ロールモデルが無くても頑張れば、

ある程度のレベルまでは持ってこれる。

 

全ては自分の考える力と努力次第。

 

だって向き合う人間は

私自身と、お客さん、

それだけだから。

 

周りはまじで関係ない。

 

悪いけど、私は今までもこれからも、

きっとロールモデルになる人はいません。

今の私のいる環境では。

少し残念だけど。

ひとりで頑張ってます。

頑張ってました。

 

 

でも、実際結果は残せている訳で。

 

自慢とかじゃ無くて。

 

時給は姉妹店含めグループトップ、

且つ、

私より1年キャリアが上の先輩と同時給、

なんなら1番昇級スピードが早い。

 

 

 

 

 

 

だから、もしバイトを

ただ金を稼ぐ時間として過ごすよりも

人と関わるスキルを上げることを目的に頑張ろうと思ったら、

ぜひこれを参考にやってみてほしい、

 

です。