私のナラティブ

正しいかどうか別として ごちゃごちゃ頭の整理箱

目元しか見えない

 

あんなに喚いていた就活も(ほぼ)終わり、

なんでもやりたい自分ではあったけれども

自分の将来、腹括って、

まずひとつに絞って。

 

 

 

 

退屈で面倒臭くて、辛かった日々とはサヨナラし、

昔のように再び社畜生活を送るようになった最近。

 

 

 

 

就活しはじめてから後輩に押し付けていたシフト作成も、しゃあなしで引き継いだ。

 

専務や店長、社員の休日希望日を聞き、

他のバイトの皆の出勤不可日を聞き、

エクセルにまとめるただのバイト。

それが私。

 

 

 

 

専務が嫌いなAくん、Bくん、CちゃんにDちゃん。

専務も彼らを嫌っている。

電話対応と客案内ができないEちゃん。

全体的に仕事ができないFちゃん。

オールマイティなGちゃん、Hちゃん。

社員が苦手なIちゃん。

 

…。

 

色んな要望と相性を踏まえ頭を抱えながら、

出来るだけ平等に、

ベストな編成を心がけている。

 

そしてたまに、

「絶対このメンツじゃ回らないだろうな」

というのもぶっこむ。

 

「苦しめ!このやろう!修行じゃオラァ」

そんな感じで。

私のストレス発散にもなるし。

 

 

 

だから、

「お前(社員)がやれや」

なんて、これっぽちも思っていない。

 

「追加分の給料くれや」

なんて、そんな発想すらない。

 

超性格が良くて聖母的存在である私が、

そんなこと!そんなこと!

口が裂けても…!!!!!

 

 

 

…はい。

 

 

 

 

この前、店長に

「暇ならランチからバイトしない?」

「ランチ用のバイトシフトもつくって?」

と言われた。

 

 

 

コ⚪︎ナのせいだ。

コ⚪︎ナがなければランチ営業しなかったのに。

ランチ営業で成功しなければ、

バイトを入れないで社員だけで回すはずだったのに。

 

 

社蓄度が増す。まっしぐら。

事務職とホールの二刀流の女になるんだ私は。

…くそ。

 

 

 

嘆いてる癖に、

この前私は暇すぎて接客マニュアルを勝手に作成した。

もはや自分から社蓄になりに行ってる。

志願兵。神風特攻隊。いやそれは盛りすぎ。

 

そんな自分もムカつく。

…くそ。

何考えてんだよ。

 

 

 

 

 

どうしよう。

前座のつもりが、長くなってしまった。

最近の私のブログは前座が長くなりがちだ。

 

 

 

愚痴ばかりに話が逸れてしまったけれど、

これから言いたいことは

 

最近社蓄のペースが戻ってきて、

それから新たに気づいたこと。

 

 

コロナとマスクと、接客について。

 

 

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私はこの焼肉屋

雨の日も、風の日も、台風直下、嵐でも、

糞暑くてかんかん照りの日でも、

糞寒くて雪の降る日でも、

年末年始だろうがお盆だろうが、

地元で同窓会があろうが、

プライベートを(泣きながら)蹴ってでも

生命を削り捧げてきた。

 

(大袈裟)

 

だから、接客には自信があった。

 

細かいことは昔のブログにあるので、

よかったらどうぞ。

 

 

 

 

なのに、最近また本腰入れてバイトに入ってから

どうも接客に違和感があった。

あんまり手応えないなあ、みたいな。

お客さんと自分の間に、

今まで感じたことのない隔たりを感じた。

 

 

なんでだろう?と思った。

 

 

 

 

 

そうだ、マスクだ。

 

 

 

 

 

 

コロナがこわいからお客さんは、

あんまり他人と関わりたくないだけのかもだけど。

 

それだけじゃなくて。

 

 

自分が接客で今まで手応えがあったのは、

相手に表情が見えていたからなのだろうと思った。

 

 

それほど、

他人とコミュニケーションを取るには

表情が大事なんじゃないかと。

 

 

表情という情報が相手にも伝わる状況でなら、

たとえ言動や行動が少しキツくたって

表情でカバー出来る。

 

けど、目元しか相手にも見えない分、

感情表現をそれ以外の部分で大袈裟にやらないと

相手に自分が伝えたい感情を伝えきれられない。

 

それに、

案外目って感情表現がしづらい。

営業スマイルは、マスクをしてればただの真顔。

眠い時は、マスクをしてれば不機嫌に見える。

 

目を細めるか見開くか、

眉毛を動かすことしかできない。

それにそれだけじゃ感情が相手に分かりづらい。

 

 

漫画みたいに目の表現が豊かだったら良いのにね。

目ん玉の中がハートになったりしないかな。

 

 

 

まあ、そんなことを悶々と感じた。

 

やりづらいな、やだな、マスク外したいな。

でも外せないし。

 

 

 

 

 

でもしょうがない。

そればっかりは変えられない。

 

 

 

プラスに考えよう。

 

…。

 

 

マスクしての接客でひとつその場を盛り上げられたら、

それってまじ最強じゃね???

そしたら私キャバ嬢に転身できんじゃね???

(できない)(そもそも酒が飲めない)

 

 

 

これも一興だわ、そうだそうだ。

 

 

 

 

 

バイトがマンネリ化してきた自分にとって、

また頑張る理由がひとつできた。

 

 

 

 

 

 

それからというもの、

私は出勤するたびいくつか意識してやってる事がある。

 

 

ひとつ、声を気持ち高くする。

 

ふたつ、相槌を意識する。

 

みっつ、笑うときにアハハって言う。

 

よっつ、話すときはしゃがんで上目遣いにする。

 

 

 

 

 

まだ目に見えた結果は出ていない。

 

そして、かなりしょうもない(笑)

 

 

 

 

 

 

でもやるんだ。

そしてお客さんにホイホイされて、

また時給を上げてもらうんだ。

系列初の1200円代に私がなるんだ。

 

 

 

 

 

キャバ嬢になるために()

 

 

じゃなくて。

 

 

 

顔面というわっかりやすい情報を

極力自分から無くしたとしても、

相手に「この人素敵だな」

そう思ってもらえるくらい、

目に見えないものを磨いて

キラキラな私になるために。

 

 

 

 

 

ありがとう、コロナ。

ありがとう、マスク。

 

 

私は君たちのおかげで

少しはマシな女になれるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.11.9 追記

 

 

おかげさまで時給1200円超えた

 

流石私だよね